生活そのものの話

6年間寝袋生活を続けたらどうなる?私の実体験と気づき

投稿日:2024-11-20 更新日:

「私寝袋で寝てます。」だいたいの方は引きます。私だってミニマリストって言葉を知らなかったら引きますわ…

 

ミニマリスト生活を実践する中で、睡眠環境の見直しをしたことがあります。それが「寝袋での生活」。もうベッドも布団もない生活を選び、6年間が経ちました。この経験から得られたメリットやデメリット、そしてミニマリストとしての新たな発見を詳しくお話しします。

 

寝袋生活を始めた理由

最初のきっかけは、「掃除の手間を減らしたい」という思いでした。仕事でへとへと、体力が落ち始めると家事を効率化したくなるもの。寝具周りの掃除やケアは意外と面倒で、「もっと簡単な方法はないか」と考えたときに寝袋が浮かびました。

さらに、当時は断捨離の最中で、「持たない暮らし」を進めている最中でした。ベッドや布団という大きな家具を処分することで、部屋を広く使えるメリットも考え、思い切って寝袋生活をスタートさせたのです。

 

寝袋生活のメリット

1. 掃除が劇的に楽になる

寝袋は毎日畳んで収納するだけ。床の拭き掃除も簡単で、部屋全体が清潔に保たれるようになりました。以前は布団を干したり、シーツを頻繁に洗う必要がありましたが、寝袋ならその手間が大幅に省けます。

2. 部屋が広く使える

ベッドや布団がなくなるだけで、部屋の印象が驚くほど変わります。床面積が広くなり、空間の余白を楽しめるようになりました。シンプルな空間は心にも余裕を与えてくれます。

3. ミニマリスト生活と相性抜群

寝袋はコンパクトに収納できるため、部屋全体がスッキリと見えます。何より、「これだけで十分」という満足感が得られるのが大きな魅力です。

4. 旅行時の便利さ

寝袋生活に慣れると、出張や旅行でも環境に左右されなくなります。寝袋を持ち歩けば、自分の「安心できる睡眠環境」をどこでも再現可能です。

 

寝袋生活のデメリット

1. 冬場の寒さ対策が必要

寝袋は保温性が高いとはいえ、冬場には寒さを感じることがあります。特に寝袋の外側の空気が冷えると快適さが損なわれるため、断熱シートを敷いたり、湯たんぽを併用する工夫が必要でした。

2. 初めの慣れが必要

寝袋の硬さやフィット感に慣れるまで、快眠を得るのが難しいと感じる人も多いかもしれません。私も最初の1~2週間は熟睡できず、「やっぱり布団に戻したほうがいいかも」と迷ったことがありました。

3. 床の硬さ

フローリングや畳の上に寝ると、体が痛くなることがあります。これを解消するために、折りたたみマットや薄手の布団を下に敷く工夫が必要でした。

 

6年間続けてわかったこと

寝袋生活を6年続けた今、「寝具は本当に必要なのか?」という問いの答えが少し見えてきました。それは、 「暮らしのスタイルは柔軟に変えていい」ということ。
ミニマリストとしての道を模索しながら、最小限のもので最大限の快適さを追求するプロセスが楽しいと感じています。

また、この生活を始めたことで、「手放す勇気」を得られたのも大きな収穫でした。寝具以外の家具や家電についても、「本当に必要か?」と考えるようになり、部屋全体がよりシンプルで心地よい空間に変わったのです。

 

50代から始めるシンプルライフに寝袋はおすすめ?

50代は新しいことを始めるのに絶好のタイミングです。体力や生活環境の変化を受け入れつつ、「身軽で心地よい暮らし」を模索する中で、寝袋生活は一つの選択肢になるかもしれません。

もちろん、全ての人に合う方法ではありませんが、「今の生活に何か不満を感じている」「思い切った断捨離をしたい」という方には、挑戦する価値があります。

 

最後に

寝袋生活は、単なる睡眠スタイルの変化にとどまらず、暮らし全体を見直すきっかけとなりました。50代という節目に、「何が本当に必要なのか」を考え、シンプルライフを実現するヒントとして役立てていただければ幸いです。もし興味があれば、ぜひ一度試してみてください。

あなたの暮らしにも、新たな発見があるかもしれません。

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