生活そのものの話

「ないと困る」を見直す──50代から始めるミニマリスト生活のススメ

投稿日:2024-11-16 更新日:

私たちは日々、多くのモノに囲まれて生活しています。そして、多くの人が「これがないと困る」と信じて手放せないモノを持っています。しかし、ミニマリストとして生活を見直す中で、実際には「なくても困らないモノ」が意外と多いことに気付きました。

この記事では、私自身の経験を交えながら、「なくても生きていけるモノ」を整理し、手放すことで得られるメリットについてお伝えします。特に50代からのシンプルライフにおいて、不要なモノを手放す勇気がどれほど生活を豊かにするかを考えてみましょう。

私の持ち物リスト──20着の衣服と最小限の持ち物

まずは、私自身の現在の持ち物をシェアします。一年を通して衣服は20着、下着や靴下は3セット、スーツは1着のみ。化粧品もシンプルにまとめ、ココナッツオイル、マグネシウムオイルでスキンケアをしています。

以下は私の持ち物の内訳です:

 衣類

  四季を通して着回せる服:20着

  スーツ:1着

  下着・靴下:3セット

 化粧品

  ココナッツオイル:1つ

  マグネシウムオイル(サプリメントの位置付け):1つ

 趣味アイテム

  CD:Apple Musicでのデジタル利用に移行し、手元にはお気に入りの数枚のみ

 バッグ

  無印良品のリュック:1つ

  スマホと財布だけが入るショルダーバッグ:1つ

 

  スニーカー:2足

  サンダル:1足

  ウイングチップ:1足

これだけの持ち物で、快適でおしゃれに過ごせています。不要なモノを手放したことで得られるメリットは計り知れません。

 

「なくても困らないモノ」を捨てたメリット

ミニマリストとして「なくても困らないモノ」を見直し、手放してきた結果、以下のような大きなメリットを実感しています。

1. 生活スペースが広がる

モノを減らすことで収納スペースに余裕が生まれ、部屋がスッキリします。空間にゆとりができると、心にも余裕が生まれるものです。

2. 時間の節約

管理するモノが少ないと、探し物や片付けの時間が減ります。シンプルな持ち物は日常の効率を格段に上げてくれます。

3. お金の節約

新しいモノを買う頻度が減るため、無駄な出費を防げます。また、本当に必要なモノにお金を使うことで満足度が高まります。

4. 心の健康

不要なモノに縛られない生活は、ストレスを軽減し、気持ちを軽くしてくれます。特に50代からは、自分にとって本当に必要なモノだけを選び取ることが心地よさにつながります。

5. 自己表現がシンプルになる

持ち物を減らすことで、自分の好みや価値観がはっきりと見えてきます。例えば、お気に入りのバンドTシャツやシンプルなスニーカーを着ることで、無駄のないスタイルが確立されます。

女性が持て余しがちなモノとそのデメリット

女性が「ないと困る」と思い込んでいるモノの中には、実際には不要なものが多いことに気付きます。以下は、私が捨てたモノとその理由です。

1. 美顔器や化粧品

複数の化粧品を揃えていた過去と比べ、現在はココナッツオイル一つでスキンケアを完結しています。化粧品を減らすことで肌が本来の自然な状態に戻り、結果的にトラブルが減りました。

2. バッグやポーチ

複数のバッグを持っていた時期もありましたが、現在はリュック1つと小さなショルダーバッグ1つに絞りました。どちらも機能的で、持ち歩きが楽になりました。

3.

スニーカー2足、サンダル1足、ウイングチップ1足の計4足で十分です。用途別に厳選した結果、すべての靴を使い切れているので無駄がありません。

4. ハンカチや小物

たくさん持っていたハンカチや小物も減らしました。持ち物を減らすことで、管理の手間が省けます。

 

デメリットも知っておこう──「持たない」ことの課題

持ち物を減らす生活は多くのメリットをもたらしますが、いくつかのデメリットもあります。

1. 選択肢が減る

持ち物が少ないため、特定の場面で選択肢が制限されることがあります。例えば、スーツが1着しかないと冠婚葬祭が連続した時に対応が難しい場合も。

2. 初めはストレスを感じる

長年使っていたモノを手放す際には、心理的な抵抗を感じることがあります。「本当にこれで大丈夫か」と不安になることも。

 

「ないと困る」思い込みを手放すコツ

  1. 本当に必要か自問する
    そのモノが「ないと困る」のではなく「あると安心する」だけではないか、自分に問いかけてみましょう。
  2. 1年使っていないモノは手放す
    過去1年間で使わなかったモノは、自分の生活にとって不要である可能性が高いです。
  3. ミニマリズムを楽しむ
    減らすことそのものをポジティブに捉え、シンプルな生活の良さを実感することが大切です。

 

まとめ:ミニマリストの目線で考える「必要なモノ」

「ないと困る」という思い込みを捨てた時、見えてくるのは本当に大切なモノだけです。50代という人生の節目で、自分にとって必要なモノと向き合い、シンプルライフを楽しむことは、新たな気付きを与えてくれます。

ミニマリスト生活を始める中で、不要なモノを手放し、快適で豊かな毎日を送る喜びを感じてみてください。そして、自分にとって本当に必要なモノを大切にする生活を目指しましょう。

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